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院長&スタッフブログ
帯状疱疹ワクチン「シングリックス」の接種を18才以上の方に行っています(千葉市)
2020年1月に帯状疱疹ワクチン「シングリックス」が発売されて以来、のべ54人の方に接種して参りました。
帯状疱疹は、 水痘帯状疱疹ウィルスによっておこる病気で、 顔面や頭皮、背中や脇腹、太ももなどに痛みを伴う皮膚病変を生じます。水痘帯状疱疹ウィルスは水ぼうそうを起こしますが、小さい時にかかって治った後も神経節に潜んでいます。高齢になり何らかの原因によって免疫力が低下すると、ウイルスが活性化し帯状疱疹を発症します。 早めに 抗ウィルス薬の注射か内服を行えば後遺症も軽くすみますが、発見が遅れ治療開始が遅れると皮膚病変や神経痛が残ります。
帯状疱疹ワクチン「シングリックス」は、帯状疱疹の発症を予防する効果があります。 臨床試験の結果によると、有効性は 50歳以上では97.2%、70歳以上では89.8%でした。主な副作用は注射部位の疼痛、発赤、腫脹など、一般的なワクチン注射の際に見られるものでした。
帯状疱疹ワクチン接種の対象者は18歳以上の成人になります。帯状疱疹ワクチンは2か月間隔で2回打つ必要があります。2023年6月現在、帯状疱疹ワクチン接種に公的な補助はなく、1回 20,000円の費用がかかります。
ご相談あるいは接種ご希望の方は、当クリニック外来までお問い合わせください。