メニュー
院長&スタッフブログ
子宮頸がんワクチン(任意接種)を始めました (千葉市)
このたび、子宮頸がんワクチンの任意接種を始めました。 子宮頸がんワクチンは、子宮頸がんの発生に関与するヒトパピローマウイルスの感染を防ぐワクチンです。 任意接種の対象は、定期接種となる 中学1年生相当(小学6年生~高校1年生まで) 以降の年齢の女性です。子宮頸がんワクチンは半年の間に3回接種する必要があります。南花園クリニックでは1接種の料金は16,000円ですが、初回に3回接種分をまとめてお支払いいただく場合は合計45,000円とさせていただきます。ご不明の点など説明をお聞きになりたい場合は、当クリニックの外来にお越しください。
わが国で子宮頸がんにかかっている女性は約11,000人(地域がん登録全国推計値2012年)、子宮頸がんで死亡する患者さんは年間約2,900人と言われています(人口動態統計2014年)。子宮頸がんにかかっている女性の 年齢別割合は、20歳代後半から増えて40歳前後までにピークになります。つまり子宮頸がんは、比較的若い成人女性がかかるがんといえます。
ヒトパピローマウイルスは性交渉を介して感染します。ウイルスは感染しても多くの場合排除されますが、排除されずに感染が続くと子宮頸がんが発生すると考えられています。
子宮頸がんワクチンの接種対象は性交渉前の年齢層が推奨され、 中学1年生相当の年齢の女子(小学6年生~高校1年生まで)には公費負担があります。それ以降の女性への接種は任意接種となり、全額自費負担となります。
子宮頸がんワクチンを接種した方には次のような副反応が現れます。
任意接種により生じた健康被害には、医薬品副作用被害救済制度が適用されます。
なお ワクチンの接種前に問診、診察が必要ですので、一度外来に来ていただきます。その際に実際にワクチンを接種する日を予約していただきます。