院長&スタッフブログ

片頭痛の予防薬「エムガルティ」の注射を始めました(千葉市 脳神経外科)

エムガルティは、片頭痛の発作に主要な役割を果たしているカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)に特異的に結合する抗体医薬です。CGRPが受容体に結合して作用することを阻害し、片頭痛発作が起きるのを抑えます。日本人の反復性片頭痛患者さんを対象にして行われた臨床試験では、エムガルティを6か月間皮下投与することによって、1ヵ月あたりの片頭痛日数は3.6日減少しました。主な副作用は注射部位の紅斑、腫脹などでした。

エムガルティは飲み薬とは異なり、患者さんが 月に1回外来を受診した際に、医師が皮下に注射をして投与するお薬です。

エムガルティには保険が適用されますが、 抗体医薬のため高い薬価が定められています。3割負担の患者さんの自己負担額は、初回月が約27,000円、2月目以降が毎月約13,500円となります。

より詳しい説明をお聞きになりたい患者さんは、南花園クリニック外来にお越しください。

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