訪問診療をお受けになる時の準備

訪問診療では、医師がお宅にお伺いするといっても、特別な準備は要りません。医師は普段の生活のままを拝見します。生活の場であるご自宅や施設で、毎日をいかに快適に過ごせるかを考えます。

お宅の前の道路の交通状況、門から玄関までの障害物の有無、玄関入り口や上がりの段差、廊下の床は滑らないか、手摺はあるか、お休みは畳に敷いた布団かベッドか、トイレは広いか、手摺はあるか、浴槽は楽に跨げるか、手摺はあるか、一日をどう過ごされているかなどを調べます。

お話を伺い、身体所見をとり、体の動きをチェックして、必要なお薬を処方します。訪問診療の結果はケアマネージャーやヘルパーの方とも共有します。

医療保険者証、お持ちであれば介護保険被保険者証、介護保険負担割合証、心身障害者医療費助成受給券、難病による特定医療費受給者証をご用意ください。現在かかっている医師から診療情報提供書をいただいてください。薬局からのお薬手帳をご準備ください。